2学期の行事

◎運動会◎
2学期が始まると運動会に向け練習や準備にとりかかる。1人1人が自分を出せるようになり、担任や友達との関わりが深まると、クラスの話し合いの場でも意見や気持ちを伝えられ、特に年中・年長はクラスの団結力に欠かせない行事である。今回、緊急事態宣言に伴い午前保育が長かった事や、自粛によるお休みなど更に厳しい状況下で、こちらも葛藤や不安の日々だった。試行錯誤しながら“出来る所まで”を目指し進めていった。初めての運動会を経験する年少は、遊戯・競技練習の他、うんどうかいのうた、セブンジャンプ、カスタの体操など、一連の流れを覚えていく。リレー練習の際「ちょうだいのポーズでバトンを貰える様待っているよ。」「走り終わったら〇の中で待っていてね。」など指導が入る。また、逆走者が出る事もあり年少ならではの光景だ。ある日2便のバス待ちの年少児が職員室を覗いており「今日の幼稚園は楽しかった?」と聞いてみた。すると「うん!うんどうかーいだ ちゃっちゃちゃちゃー!」と口ずさみ何とも微笑ましい。どの学年の担任もパワー全開で熱い指導と、やる気になる働きかけをし、時に練習を飽きさせない為、散歩に出かけ気分転換の時間も作った。これほどまで時間が足りない運動会は無かったが、子ども達は例年に負けないほどの出来で、当日保護者の方に立派な姿を見せており、とても感慨深かった。
入園からわずか半年の立っているだけで可愛い年少児、1年前とは数段違う成長を遂げる年中児、そして3年間の集大成で堂々とこなす年長児だったと思う。
保護者の方には、行事を通し様々な角度で成長を感じとって頂きたいと思っており、昨年より更にプログラムを短縮した事は残念だったものの、凝縮されたとても良い運動会だった。

《年長組》 柿狩り
お楽しみ会第2弾とし、10/12、年長は柿狩りに行った。現地到着までのバスの中は、誕生日や星座を当てるクイズやしりとりなど賑やかだった。あと、どのくらいで着くの?と期待も大きい。30分ほどで到着し、農園の方に柿の選び方を教えてもらう。「赤→ぐちゃぐちゃ、黄→ちょっと苦い、オレンジ→ちょうどいい」「なのでオレンジ色を見つけてね!」「取る時は、柿をクルクル回すと取れます!!」と教えて頂いた。何本もある木から自由に選んで良く、簡単にクルクル回して取る子、どれにしようか厳選しながら悩む子など時間差があった。また、畑には大きな栗の木もあり、柿狩りを終えた子から落ちている栗を拾って楽しんだ。その後、柿の種類の説明を受け「四角い形は次郎ちゃん…“次郎柿”と言います。」「細長い筆みた
いな形は“ふで柿”と言います。」「お店に売っている柿の形や味も比べてみてね。」と話しがあり、次は別の畑へ探検へ行った。そこでも、桃の木、梨の赤ちゃんの細い木など、間近で見て触れ、畑の設備などの話も教えてもらった。(実をならすには木をまっすぐに伸ばさず針金のようなものを低くはり、来場者が取りやすくする工夫など)そして、畑でも自由に短時間遊ばせて頂いた。柿はもちろん、拾った栗をスモックのポッケットに沢山入れたり、一粒を大事に持って帰り「ママにお料理してもらおう。」と嬉しそうな表情を見せる子もいた。見て、触って、感じて、秋の自然を半日堪能でき、皆で楽しみながら過ごした。
2年前の台風で畑がダメになり、今年は決行か難しい中、ふたばのみ団体を受けいれて下さり幸運だったと思う。昨年に続き、残念ながら泊まり会からお楽しみ会に変更となったが、7月のお楽しみ会も子ども達は「100倍楽しい!」と口々に声があがり、柿狩りも無事に行う事ができ、更に思い出となった。

◎秋の遠足 久良岐公園◎
天候にも恵まれ遠足日和。例年、公園の醍醐味であるツルツルした斜面の登り(下り)を挑戦している。しかし、昨年は公園の木々が伐採工事の為進入禁止だったのもあり、経験出来なかった。今年は前日の雨で滑りもほど良く、年中・年長の子ども達はキャーキャーしながら登り下りを楽しんだ。(年少は下りのみ)日頃から戸外遊びで鍛えている足・腰を上手くバランスを取りながら挑戦する。特に登りは難しく、年長さえもある程度登れると再びスルスルっと下がっての繰り返しをしながら頂上を目指す。また、頂上で待ちわびるクラスの仲間が手を差しのべたり、後ろから登りやすく押してあげるなど助け合う姿は、日頃の協力体制が反映されている。付近には、笹の茂みがあり、まるで迷路状態でミニサバイバル!!どこからともなく出口を見つけ、ひょっこり現れる。そこでもゴールした子どもが笹の両脇を広げ出口を広くとる気遣いなどにも感心した。どんぐりやススキなどの自然も発見し、芝生では体全体を使ってコロコロと転がってみたり、ふたばっ子らしい伸び伸びとした遠足であった。

 

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